去る京都での新年会にて
サー(30歳)にして初めてタバコを吸った。
…ものだから
タバコに火を点けるのも
火を吸う様に息を吸いながら、
という事さえも知らない訳なのである。
咥えたタバコを
親指と人指し指でつまんで支えながら
火が点くように
首を伸ばすのだが
太遊氏「吸ってください」
は?
「吸ってくださいよ。息吸いながら点けてください」
…
火が口の中に入って来たら怖いし!無理だし‼︎
あ、俺出来ひんわ。
と、うやむやにして大阪に逃げ帰りたかったが
30歳で
タバコ一本吸うのも出来ないのかと思うと
何やら情けなって来たので
意を決して火を点けた後は
「思いっきり吸ってください」
という、常習者に蹂躙されるが如く
激しくむせ返ったのみ。
吸ったタバコをもみ潰しても口の中の遺り香が
やだしっ!
そもそも、タバコに割けるような家計じゃないしっ!!
かといって
ひと息だけで止めるのもわざわざ分け与えてくれた太遊氏には申し訳なく思う律儀さは人一倍で
取り敢えず
口にしたメンソールと普通の奴を二本交互に吸いまくった。
それさえも自分でちゃんとタバコを喫めてるのか判らない次第なので
少年老い易く煙草の道成り難し、と
僕のタバコ人生は10分弱で終わりました。
いまは、吸った煙を体がダストと認識したのだろう、ハウスダスト症候群が発症して
顔が飛んでいきそうなくらいクシャミが続いている。
良いことなんてない。あんなもんただのファッションやで
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