今日某バックスコーヒーでカウンター席に座って作業していましたら
二つ隣で女子高生2人組がテスト勉強してた。
日本史だった。
教えてあげたかった。
幕末・明治期がテスト範囲のようだ。
めちゃくちゃ教えてあげたかった。
「大政奉還ってウチ全然解らんのやけど」
すごく教えたい!
しかし、
もう片方の子が「それはなぁ政府がっていうか幕府がぁ朝廷にぃ」って
良い感じに噛み砕いて全部教えてた。。
「明治6年の政変って、何コレ?」
俺に聞け!
しかし!
「西郷ぉとか板垣がぁ〜」
と、それからすごく簡潔に教えてた。
何なら板垣退助が昔悪ガキだった要らんエピソードまで教えてた。
何だ、僕の出る幕じゃないな、と自分の作業に戻ろうとした時
「イチハシ慶喜って徳川慶喜やんな?
イチハシって名前がウチん中で全然結びつかんへんのやけど」
…
ん?
こいよ!
もう一人の子、こいよ!!
《それヒトツバシやで》って来いよ!!!
…
「せやねん、ウチもやねん」
こんな事あります?
あと、立志社を建てた植木枝盛(うえき・えもり)も
ウエキ【エダ】モリ、と何の引っ掛かりもなく会話が進んでいた。
どんな勉強の仕方やねん。
アレだけ幕末期の全体像を把握出来てるのに、あんな読み間違えします?
こんな事を言う僕は酷ですか??
(え、何?ナニナニ??ちょっとヤバいんだけど)みたいな顔されようが
彼女の達の頭の上に????が浮かぼうが
よっぽど僕はトントンと肩を叩いて
「君たち、君たちの会話をさっきから聞いてたんだけどネ、イチハシじゃなくヒトツバシだよ」
と彼女らとってのあしながおじさんになってあげたかったのだが、
その時に
「あ、ありがとうございますぅ」
礼の一つでも返ってくりゃいいが
「は?知ってますけど」
とか言われた時にゃ抜いた刀をの鞘をどうやって納めようか、
その出口戦略が見つからず困り果てるのは必定である。
そうこうしてる内に
僕と彼女らの間の席に女性が座って
その人の美貌に全てを奪われ
イチハシ慶喜の事などどうでもよくなって
やめた。
って事にしといて下さい。
が、教えてあげればよかったと、ちと後悔。
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