こんばんわ
今、これを読んでる人の中には
ウイリアム・シェイクスピアの『ロミオジュリエット』のあらましを
知っている方と、
「だいたい知ってるー」っていう人と
全く知らない人と…
こんな感じで挙げていったら
果たして
どれほどの人種に分けられるのだろう?
知らない人のために、粗筋を言っておくと…
(まぁ、もう何百年も前の作品を【ネタバレ】とか言ってる場合じゃないので^^;)
15,6世紀、イタリアのヴェローナっていうところで2つの名家がめちゃくちゃ仲が悪く喧嘩してるんです。
もう、街中で出会ったら殴り合いが始まるってくらい、カオスというかメチャクチャで。
で、その2家っていうのが、モンタギュー家とキャピュレット家っていうですけど、
ロミオはモンタギュー家の息子で、
ジュリエットはキャピュレット家の娘で、
まー、残りの重要な人物は、ロミオの友達のマキューシオとベンヴォーリオくらいですかね。
あとは、キャピュレット家陣営のリーダーでジュリエットの従兄のティボルト。ティボルトは密かに従妹のジュリエットを想ってます。
ある夜キャピュレット家で催された仮面舞踏会にロミオ達が忍び込んでジュリエットとたまたま出会い、
お互いが一目で惹かれ、当人同士と、2人に理解ある教会の神父だけで婚約。
内緒ね。バレたらヤバいんです。だって仲悪い家同士の結婚なんてありえねー!から。
バレたらダメなんですけど、バレないと話が進まないって事で
やっぱりお互いの陣営にバレまして
ロミオは仲間から責められ、ジュリエットに恋してた彼女の従兄(ティボルト)に命を狙われ、
そこに陣営同士の喧嘩に拍車がかかって、
ティボルトがロミオの親友(マキューシオ)を殺してしまい、
親友を殺されたロミオがティボルトを殺し、
ロミオはヴェローナを永久追放されるんです。
で、ジュリエットは親の命令でどっかの侯爵と政略結婚させられそうになるので、
神父の助けを借りて、仮死状態になって死んだふりをして、
埋葬後に生き返って追放されたロミオと落ち合って逃げるっていう作戦を立てて実行するんですが、
そこで情報の行き違いが生じまして、
埋葬されたジュリエットの元に駆けつけたロミオは仮死状態っていうのを知らんと絶望して自殺してしまうんですね。
で、そのスグ後に起きたジュリエットが側で死んでるロミオを見て嘆き悲しんで、これまた自殺しちゃう…
っていう物語です。
僕は、戯曲の和訳を読み(ちくま文庫、松岡和子訳)
オリビヴィア・ハッセーの映画も視、
さらに宝塚歌劇でもミュージカルとして3,4度視て、
まぁ、これからも何度か視るとは思いますが、
これだけ何度視たり読んだりしても
僕は
ぜんっぜん感動とか共感が出来ないんです。
もう、まっっっっったく。
世間的には悲劇でありロマンティックな愛の物語なんでしょうが
僕には
喜劇としか思えないんです。
なんでやねん、と。
アホやなぁ〜、と。
それならなんで何度も視るの?かというと…
シェイクスピアが死んで尚、何百年も人を惹き続けてるのは事実で、
何がそうさせているのか、っていうのを解明するためです。
あと、
映画版に関しては、ジュリエット役のオリビア・ハッセーがメチャクチャキャワイイし
(かつての夫は布施明なんですが、オリヴィア・ハッセーと結婚するってどういうコネやねん!)
宝塚版はジェラール・プレスギュルヴィックの素晴らしい曲(フレンチポップ)や
それを歌う柚希礼音や龍真咲の素晴らしい歌声を聴いたりダンスを視たりするためで、
感動とか共感は一切ございません。
上で粗筋をタラタラと書きましたが、
もっと端的に言い表しますと、
「情報伝達手段の未発達がもたらした弊害」
だと断じることが出来ます。
いや、
「科学未発達の弊害」。
っていうか、
もー
「弊害」。
それだけでいいです。
だいたい、ロミオにちゃんと「仮死状態だからな。本当は死んでないねんで」ってちゃんと伝わってないから、
だから、あんな事になんねん。
ちゃんと伝えなあかんわ。っていうか伝わるようにちゃんと徹底せーよ、ってハナシですよね。
情報の行き違いっていうのが、また情けない話でして、
まずジュリエットと神父が仮死作戦を画策するでしょ、
それを追放されたロミオに伝えるために神父が部下を派遣するんですが、
その部下がチンタラしてる間に
ロミオの友達のベンヴォーリオが別でロミオを訪ねてきて「ジュリエットが死んだ」とだけ伝えるんです。
そりゃそうです、仮死状態なんて知りませんから。
で、
神父の部下がロミオを訪ねて来た時には
ロミオはヴェローナに戻って行った後だった、っていう、そういう行き違いで。
まさにココなんです、アホなのは。
神父も神父で
ジュリエットを仮死状態にする前に作戦をベンヴォーリオにも言うとくべきやわ。
ベンヴォーリオがロミオの親友なんて知ったあるがな。
で、また
神父の部下が遅いねん!
ロバか馬でトボトボ行きよるんです。SUVで行ってくれ!
車と携帯電話があったらなぁ〜ってほんとに思いますね。
(携帯電話があったら車要らないんですけど)
しかし、
ホント
腹がたつ。
あ、すみません、
だいぶ感情移入しちゃってるんですが、
これは決して共感ではないんです。
確かに悲劇かもしれませんが、それだけに
『もっとここの、この部分をこう…も、もう…なんでやねん!』
ってもどかしいの一言に尽きるんです。嗚呼、科学って素晴らしいですね。(明日に続く)
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日本夢之助
漫才劇場に出るためのオーディションLIVE
「UP TO YOU」
2015年11月19日(木)
19:45 開場/20:00 開演
場所:中崎町 B’square (大阪市営地下鉄「中崎町」駅3番出口スグ)
料金:500yen
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料金:500yen
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