2015/11/09

行ってきたよ、正倉院展。


こんにちは。



もう今日(11/9)が最終日なのですが。

土曜日に行ってきましてね。




本来は、自転車で奈良まで来てこの正倉院展見て、

で、



木津から京都に入って、京都市立博物館でしたかね、「フェルメールとレンブラント」の展覧会見て、

夜は二条城のアクアリウム見て、

みたいな、〈1日博物館巡り〉を計画していたのですが、



(終わった後に夜、京都から大阪まで自転車で帰るの面倒くさっ)

とダラダラ延ばしてたら、予定がどんどん入ってきて、

で、

約二週間の会期も残りあと三日ってなったので、今日しかない!と、なったのです。 



本当に、この「正倉院展」だけを見に奈良まできました。

色々予定を詰めるキチキチの旅行も良いですが、

1つだけ目的決めて、ただそれだけを遂行してサッと帰るのも贅沢で良いものです。



さて、件の「正倉院展」についてですが、

すごい数の人でした。



近鉄の奈良駅から既にごった返してまして、

しかも、伝わってくるんですね、

「(あ、みんな正倉院展が目当てなんだな)」って。



嫌な予感が当たりましてね、

入り口に



列が

ずらーーーーーーーーーーーーっ

なんですわ。



思わず

「うわぁ」と。



この「うわぁ」は「うわぁ、最悪」の「うわぁ」です。



もうね、

気が抜けた、というか



(帰ろうかな)とさえ思いました( ̄O ̄;)



…帰れたんですけどね。

で、



ボクは、帰れる男なんです。

でも

これだけの人が見てるものを僕だけ見ないの、っていうのも【ナシ】なので、帰らずに見てきました。



また、やはり凄い人だった、っていう証拠に

入って見て周ってる時に

「先ほど、来場者20万人を突破しました」

と館内アナウンスがありましたから。



今回の様な展覧会を見に行くのは結構好きでしてね、

絵もまぁまぁ好きなんですが、

今回のような、モノの方が好きですね。



それの何を僕は見るのかというと、

【大きさ】なんです。



そこらへんはAV女優と思想が一緒です。



絵画美術とかは、

本や教科書、ポスターとかで見ても同じなんですが、



モノは

その写真を見ても実際にどんな大きさか判りませんから。





でも視に行って



「(あ、こんなに大きのか)」

と、そこで初めて判るんですね、



「(これは盗み出されへんな)」と。



嘘ですよ。



なので、こういう、宝物展は

僕なりにお金を出して視に行く価値があるなって思って行くんです。



例えば、上掲したチケットに載ってる『紫檀木画槽琵琶』は

普通に

ギターくらいの大きさがありまして、



(まぁ、琵琶だから当たり前か…)ってよく考えれば判る話なんですけど、行って初めて判るんですね。

画像だけ見てるだけじゃ「(琵琶だからギターくらいの大きさかな?)」なんて絶対に考えないですから。



で、見えてるヴィトンみたいな柄の面は「櫓」面なんで、人が弾く時は見えない面ですよね。

裏に、弦が張ってあって、そこにはまた別に山水画みたいな細かい芸が施されているんです。

だから何なんだ?って話なんですけど(^^;;



僕は、宗教美術が好きなんでして、

今回の正倉院展は天皇が使ってた品物(日用品)ですが、



そうでなくても昔の人が使ってたモノって、ホント凄く細かい所に芸が施されているんですよ。



その《調度》を見るのが好きでしてね。

見ながらあれこれ考えるのも、これまた好きで。



(よっぽどする事がなかったんだろうなぁ) とか。



嘘ですよ。




まぁ、でも、

そういう、宝物や建築の《調度》にこそ、宗教性があると僕は思うんです。



神とか、

仏とか、

まぁ、ぶっちゃけ



そんなものは無い

のでして。



でも、



そういう、《【居ない神】【居ない仏】を信じる人の信心》というのは

確実に存在するんです。



それこそが宗教であり、



それはまさに

色んなモノの細かい細工に表れていて、



その細工を施そうとする《配慮》、それを極める実際の《行為》こそが宗教だと思います。



他に例えば、お遍路巡りなんかにしても

訪れる社寺は



僕にしてみたら、

結局ね、

ただの空っぽの、物体に過ぎないとも思うんです。



でも、その空っぽのハコに

神や仏が宿っている、と思い、

そして

それを信じて、わざわざシンドイ目をして歩いて訪れるという《行為》こそが宗教なんだな、と思います。



そういう事を考えながら、

でも同時に

(自分を含めた)来場者が並んで宝物をマジマジと視てる姿を眺めていると、



冷静に考えておかしいんですよ。

ホント笑けてくるというか。



〈大昔の天皇が使ってる日用品を千円出して、ガラス越しに視る〉ってどういう事やねん!

とか、

「(死んでも金取るってどういう事やねん。アンパンマンのやなせたかし先生か!)」とも思ったり。



とか。

あ、嘘ですよ。



嘘ですよ。ってのが嘘ですよ。


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日本夢之助

•よしもと漫才劇場に出るためのオーディション
『UP TO YOU』
11月19日(木) 19時45分開場/20時開演

場所・中崎町 BSQUARE(大阪市営地下鉄谷町線「中崎町駅」下車、3番出口あがったところのビルの地下1階です)

料金・500円



•よしもと漫才劇場に出るためのオーディション
『UP TO YOU』
11月30日(月) 19時45分開場/20時開演

場所・中崎町 BSQUARE(大阪市営地下鉄谷町線「中崎町駅」下車、3番出口あがったところのビルの地下1階です)

料金・500円


チケット持ってますので、買って見に来て見て立って歩いて帰って下さい!!

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