服買いに行って
【わかりました】が何も体を成してない、宙ぶらりん加減はちゃんと判ってるっす!
「あっ、これいいな」っていう服みつけたら
勿論試着までさせてもらうのだが
見る分には良いけど、いざ着るとなると
「違うな」って場面が幾度もあって
皆さんはその時どう云いますか?
試着までさせてもらって(やっぱり買いません)という意思表示。
《服を買う》という命題において【試着】というのがどの段階なのか?
僕は【90㌫買う】という事を意味していると思う。
対応してくれた店員さんの時間を割いてもらってる訳だし
彼の営業成績に関して希望の光を見せる訳だから
これで買わなかったら相当テンション下げるだろう。
そういう時に
ストレートに「やっぱり買いません」などとは到底口に出来るものではない!
そういう時に僕が言える事といえば、ただ
『わかりました』の一言だけである。
「わかりました」と云って
カーテン閉めて
着替え直して
(店員さんと目を合わないよう伏し目がちに)商品を返し、
店内を大きく見回します。
特にそれまで見て廻ってないエリアの方を向く事で
(着たい服が似合わなかった悲しみを乗り越えて、早くも前を向いて歩き出している)
と演出することで店員さんに
(あっ、買わないんだな)
と自然に察して頂くという戦法です。
そう、戦いなのです。
いまの僕には「わかりました」が最大の武器です。
脱出口を塞ぐ大きな岩。
それを真っ二つに砕く聖剣「やっぱり買いません」など
持ち合わせてません。ただ持っているのは
何とか体が通る程の隙間を生むためのテコ「わかりました」なのです。
取り敢えず脱出は出来る、ってだけのめちゃくちゃ弱い武器?です。
あと、これを読んで頂いてる皆様に伝えておきたいのは
「わかりました」と言った僕自身が店員さん以上に
「何やねん!【わかりました】って」とちゃんと思ってる、って事。
【わかりました】が何も体を成してない、宙ぶらりん加減はちゃんと判ってるっす!
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