2013/02/05

慢性的パワースポットブームに水を差してみようかしら

パワースポット

富士山、伊勢神宮、出雲大社、高千穂、他多数と日本にはパワースポットは多い。

しかし我々はパワースポットをパワースポットたらしめている
自然のチカラ、とか気流とか磁力とかを測れる筈もないのだから

そこが本当にパワースポットであると信じる他ないし、
信じてしまうのだ。
日本人とはそういうものだ。

もし「HEPの観覧車のてっぺん」とか「ドコソコの自動販売機」が
某ウォーカー等メディアに人気パワースポットとして取り上げられたなら
即日パワースポットに変わりうるのだ。
という事で、

冒頭に挙げた有名パワースポットが
本当にパワースポットかどうかは結局問題はないのだ。
そして、次の問題は
『果たして本当に日本人は「パワースポットが好き」なのか?』だ。

本当に、心の底から
パワースポットが好きな人やパワーを必要としている人がいるとしたら
現有名パワースポットが本当にパワースポットかどうか調べ上げて…

行かないのである。
ここから言えるのは、日本人というのは「パワースポットが好き」な人々ではなく

「パワースポットと呼ばれている所に取り敢えず行く」人々なのです。

さらに言うと
「パワースポットと呼ばれている所から勝手にパワーを感じて元気になれる」人々なのだ。

アホやがな…。

しかし!そんな【どこでもパワーを感じようとする日本人の「信心」】は

ある意味、無責任な「楽天さ」ではあるけれどポジティブで良い所でもある。
不幸中の幸いは

そんな、何からでもパワーを感じて元気になれる人の大多数が
何からでもパワーを感じて元気になれてる自分に気付いてない、という事である。
ある日突然、多くの日本人が

「何からでもパワーを感じれる俺たち日本人ってさ、チョー素敵じゃね?」
「いえてる♪」

…などと自分たちの良いところを冷静に認知した瞬間に

パワースポットなるものは終焉する、という
ある意味歪んだシナリオが目の前にある。

注:途中の「信心」は「しんじん」と読みます。

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