2013/07/14

明日海りおは、もういない ② ~ 俺のタカラヅカ#17 ~


こんにちは。タカラヅカについて連日の更新です。


「踊ってみた」「歌ってみた」ではないが

宝塚歌劇の機関紙『歌劇』の7月号の表紙が明日海りおさんだったので


久しぶりに買ってみた。




と、いうことで


今回は『歌劇 7月号』の気になった項目に対して勝手に寸評していきたいと思います。


******************************************************************************


・表紙(明日海りお)

もう、月組の明日海りおではなく花組の明日海りお、なのである。
別に毎号買うわけでなく、っていうか殆ど買わないのですが、買う時は表紙で決めます。いわゆるジャケ買い。世界的写真家のLeslie Keeさんが担当。メイクとか構図とか超シンプルで最高。ここでブサイクなスターは見たことがない!



・ポートレート(p.1〜3、明日海りお)

表紙のモデルの他のカットが3枚。表紙に続きLeslie Keeさんが撮られてて、ヅカファンじゃなくても視る価値あります。っていうか、もともと僕はLeslieのファンでもあるので最高のコラボ!究極、表紙とココの3枚にしか僕の場合価値を見出せないので、『歌劇』読書は読み始めて5秒で終わります。



・カラーポート(p.5〜9)

違う写真家による宝塚スターさんたちのスナップです。美弥るりかさんのショットがシンプルで一番いいです。っていうか、根本的に美弥るりかさんのファンでもあるので。月組単独2番手希望。



・諸公演レポート

今回は星組『ロミジュリ』、雪組『ベルばら』、月組『ME AND MY GIRL』。『ロミジュリ』と『ME AND〜』は視に行きました。ここでの観劇率は66.666…㌫と、やぶファンらしくない結構な高さで、「何やってるんだろう...オレ」って冷静になりました。



・初舞台生ロケット特集

年度初(4月頃)の宝塚大劇場公演のフィナーレでは、その春に音楽学校を卒業し歌劇団に入団した生徒全員でのロケットダンス(名物の足上げ)が拝めます。(基本的に年中毎公演のフィナーレでもロケットダンスはありますが、その組の上級生も交わるので、初舞台生だけで、っていうのはこの時期の公演だけである。) その、初舞台時の思い出を各組のトップスターがコメントしてます。今号の目玉、かと。



・宝塚スターの私服を拝見

劇場出勤時の私服をレポートしてくれてて、結構好きなコーナーである。ここは立ち読みも含めて毎号視てるが、ゴテゴテしてて衣裳感が全体的に強く感じる。男役さんはパンツ、娘役さんはスカートと徹底されている。因みにこのコーナーでは服の事を終始「お洋服」と徹底して表記されていて、「私服」という言葉は下賎で乱暴な言葉なのでしょう...。



・イベント、メディア露出についてのレポート

TBSのドラマ(『TAKE FIVE』唐沢寿明主演)にも出演されてましたね、見れませんでしたが。5分くらいのPR映像がYou tubeでupされてました。現宝塚歌劇団のトップスター達が集まった光景はかなり貴重でして、その上、ベチャクチャおしゃべりしてるので貴重度尚高しです。




・TCA LIBRARY

タカラヅカの公演はDVD化されてて、何点か持ってますが、超高いです。10000円前後します。でも需要はちゃんとあって、結局DVDを買う人って舞台も視に行った人達のはずだし、そういう人々はその値段でも買ってくれるお金持ちだから高い値段帯を維持してるのだろう。良くも悪くもタカラヅカの敷居の高さを反映してるアイテムかと。TCAは「タカラヅカ クリエイティブ アーツ」の略で、僕にはNGK、NSCくらい馴染みの深いアルファベット3文字です。



・POSTER

次期宝塚大劇場公演のポスターが掲載。今回の月組「ルパン」


男役トップの龍真咲さんと娘役トップの愛希れいかさん。組的に、確固たる二番手は未決、って事なのだろう。何か、そういうとこ視ちゃう。僕は、人間の根本が意地悪である。



・目次

折り込み、というのでしょうか?

文藝春秋スタイルの目次です。



・『夢・万華鏡』

宝塚歌劇団の理事長の手記です。別に宝塚歌劇団に限らず、企業のトップの人って従業員とかの事をどういう風に視てるのだろう?そもそも「視てる」のか?と思うのだが、ここでは企業トップの宝塚スターへの温かい眼差しを感じられます。ファン向けの機関紙で毎号手記があるのだから、視ないわけにはいかないのだろうけども。



・「短波長波」

タカラヅカファンによるマニアックなQと、それに対する会社側の簡潔なA。それ訊いてどうすんねん、っていう質問も多いのだが、きっと僕みたいにブログとかに書くのだろう。さらに!スターにも質問でき、会社がちゃんと訊いてくれてるのだ。その時の語尾は「〜、とのことです。」で、本当にちゃんと訊いてくれてるっぽい。親切。ここには転載出来ないので、ぜひ読んでみてください。



・座談会

これからの公演についての公開座談会の文字起こし。各スターの役作りなど。僕的には表紙、私服拝見の次に注目する記事である。ちゃんと読んでも、その公演視てる時は覚えてない。仮に覚えてても、集中してて付き合わせてるどころではないだろう。あと、演出家の顔姿も拝見できます。

二本立ての場合はもちろん改めて別項で設けてある。写真を視た限り服が変わってるあたり、別日なのか、それともわざわざ着替えてたのか?後者の場合、作品や演出家に対する宝塚らしい「礼」を感じる。



・「楽屋取材」

公演中の楽屋で演者さんにインタビューしてます。(作品、役についてなど。)実際演じている時に感じた事など、プレミア前の座談会とも違ったコメントも。いわゆる楽屋写真的写真が新鮮である。しかも、白黒で。



・徹底大絵剖

1人のトップスターの持ち物などを絵で説明。今回は花組娘役トップの蘭乃はなさん。気になったのは、携帯電話のストラップ。明日海りおさんから頂いた、との事。明日海りおさんの組替えを改めて実感。。。



・9*9クエスチョン

各組の3,4番手のスターさんにプライベートと「99」にまつわる質問。星組の十輝いりすさんと、月組・凪七瑠海さん。凪七さんはこの度「宙組」から異動されて来ましたが、09年の月組の『エリザベート』のエリザベート役として別組から抜擢されてました、しかも男役なのに、ですよ。月組ファンとして勝手に縁を感じてます。そして、歌ウマ組。



・「夢つづり・サイン帖」

タカラヅカスターのサイン拝見でき、本人による解説。タカラヅカスターのサインは今まで生で見たことない。



・今月の華

OGである陽月華さんの手記。だいたい観劇エッセイ。僕が大学時代、10年ほど前だろうか、当時現役のタカラジェンヌで池田銀行のキャンペーンガールされてて、通学途中にポスターでよく目にして、「めっちゃ可愛い」って思ってた事を覚えている。OGで珍しく連載持ってるってことは文才があるのだろう。



・各組の若手スターのエッセイ

各組から一人ずつ(男役娘役関係なく)若手さんが選ばれ計3回手記を担当。文、イラスト、題字を白黒の文字のみでの表現だが、〈♡〉といった可愛い絵文字も多く、特に男役さんの場合、やっぱり女子なんだな、って思わせる。今回は特に星組の男役超有望株の真風涼帆さん



・退団のご挨拶

専科の磯野千尋さん。昔のスターの方って芸名に普通の苗字を使ってる人が結構多い。今は殆どがいわゆるキラキラネーム的な芸名だが、今の若手さんがこういう普通の苗字を使ったら、結構目立つんじゃないだろうか??



・ワールドオブタカラヅカ

次期公演の原作等に関するウンチク。今回は月組公演の「ルパン」について。

kindleで「ルパン」フリーだったのでDLしたのだが、今から読んで、もし読み切れたら明日、というか今日のミュージカル『ルパン-Arsene Lupin-』(月組公演)を視に行こうと思っている。(当日券で)

《僕でも公演の原作を予め読んで行こう、っていうくらいだから、平日の昼間っから観劇なされているこの有閑マダムたちの文学的教養はかなりのモノに違いなく、芥川賞の選考員も務まるんじゃないだろうか??》などなど、周りの客を見廻しながらそのような余計な事も考えるのも楽しみの一つなのです。



・スカイ・ステージ体験記

スカイパーフェクトTVでの専門チャンネルのナビゲーターズの就任の挨拶。加入してないからあまり興味がないが、内の一人、月組の紫門ゆりやさんは注目。このヒト頑張ってほしいなぁ。ま、言われなくても頑張ってるだろうけど...。



・タカラジェンヌ's バースデーカレンダー

ほぼ毎日誰かの誕生日がある。こんなん大変だろうな。貰う事も多いだろうが、出ていくモノも多いはずだ。考え方が下種ですみません。。



・裏表紙

スポンサーのヒガシマル醤油。夏らしい料理の写真が一葉。こんな食べ方があったのか!!!



◇大きさ 絶妙
◇値段(700yen) 買おうかどうか迷った挙句、ギリ買わない事が多い、微妙な値段
◇カラーとモノクロの比率がこれまた絶妙。レイアウトとかも良い意味でガサツ。「お前らついて来い!」みたいな感じで、ファンに対して変に阿ってないとこが伝統的機関紙たる所以って感じで、良し。

******************************************************************************

少しでも気になった方はぜひ買うか立ち読みするかしてみて下さい。

以上。



編集後記:多分、タカラヅカファンしか分からんだろうな、っていう内容になってしまいました。っていうか、このブログで圧倒的に多く読まれている記事が『俺のタカラヅカ#9』でして、多くのヅカファンの方々にも読んで頂いていると思います。が、もっと宝塚歌劇の敷居を下げるべく、もっと一般化して知らない人も解る内容になるよう努めて参ります。

月組『ルパン』多分見に行かないでしょう。超疲れた。



明日海りおは、もういない。。


÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷

明日海りおは、もういない① →http://bewzyou.blogspot.jp/2013/07/15.html

明日海りおは、もういない③ →http://bewzyou.blogspot.jp/2014/01/18.html

0 件のコメント:

コメントを投稿