2015/02/14

スパイス


スタバで吹いてしまった。



コーヒーを吹いてしまった。

プハァーーッ、って。



周りに変な客がおった、とか

友達に笑わされた、とか

そんなんじゃなく、



かといって

何か喉に詰まった、とか

むせた、とか

そんなんでもない。



ただ

理由もなく吹いてしまったのだ。

結構大きく、吹いてしまった。

「ヴェローナ」っていうチョコレートに合う奴を吹いてしまった。

顔から火が出るほど恥ずかしかった。



反射的に「すみません!」と叫んだ。

誰にともなく。

店全体に言ったつもりである。

慌ててナプキンを大量にもってきて、周りの飛沫を急いで拭き取った。

僕の右隣には外国人の旅行客が、

左隣には日本人の若いカップルが座ってて、



思い返すと

《キモチ》その外国人客の方に向いてたかも。

で、

その、斜向かいにあたる外国人の椅子くらいに飛んでたけど

気付いてないのか無反応で、



でも、

少しして去っていった。

用事が出来たのだろう。

と思いたい。



それから、左隣のカップルからは

聞こえるか聞こえないかの小さい声で

「…ぃや、絶対キレるだろ」

と聞こえてきた。



70パーセント僕の事だ!

そして

不意にニヤニヤして

不意に笑い出す。

男が女に



「何がおもろいねん」

女「…」

男「だから、何笑ってんねん」

女「別に何でもないって!」



と、笑いを堪えてた。それを視て相手の男もまたこみ上げてきた笑いを堪えている。

しばらくして、席を去っていった。

"楽しい事を共有出来てる辺り、キミたちは当分大丈夫だよ"



やっぱ

牛乳とか

そういう、【口に含んでる液体を吹く】図(え)

って面白いんだなって思うんです。



またそういうのって〈笑わされた〉りとか【理由】があるんですが

その理由があるかないかは周りの他人には判らないから、でも笑ってたってのは、やっぱ図が面白いだ。

そして今回はスタバで、って状況も多少のスパイスになってます。



そういったどうでもいい事を考えたりしないと

今でも落ち着きません。



それくらい恥ずかしかった。

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