2011/11/26

おいしい生活 ~八条と七条と君のあいだに~


こんばんわ。

先日仕事で金沢に行く機会がありまして
短い時間の割に、結局金沢の虜になる程の

【旅】になったんですが、それでもやっぱり
仕事で行ってるんで、
どこか緊張というか気が抜けない、っていうのは

あったと思う。
だから京都に着いた時も
(注:あっ、京都≪≫金沢のバスでした)
「さて、最初の晩餐は何にしよう」って構えたんですね。

大阪には京阪で帰ろうということにして
八条口から七条の方にトボトボ歩いて行きますと
JR・近鉄の線路を越え
高倉塩小路の交差点までの下り坂の途中に
『ラーメン専門店 第一旭』という店を発見!

いわゆる、キタナウマソウナ店構えにピンっ!ときまして。
店も古けりゃ、店が入ってるビル(マンション?)も古い!
知る人ぞ知る、という感じだが
店先にも2、3人並んでるので、いい感じ!!
(行列も並ぶ程美味い上に、待つのはたったの2人だけ!)
それに高倉塩小路なんてもう一生来ないだろうと思い...

そう、入店の条件は
揃ったのです!
平日の昼時ですが
活気!活気!!活気!!!
前のおっさんと相席でしたが、そんな事も忘れさせるウマさ♪

箸が進む進む(焦)
(あぁ、ここで間違いなかった)と思いながら
水を飲みがら顔上げたら
おっさんがそこには居るんですが...

現実なんで。
別に、存在を完全に消し去ったら
それは...事件やで。

僕がラーメン食べて目の前のおっさんが消える、という
支点・力点・作用点も解りませんし。

存在<感>を食べる時だけは忘れさせてくれる、
そんなラーメンです。

《お断り》

どんなにおいしくても、日々の嫌なことは消えません。
それはそれ、これはこれ。

逆に、世の中どんなんでも、うまいものは【うまい】。

2011/11/23

鳥取県人が噛みつく!#3 ~誰に売っとるだいな!~


っと、「誰に売っとんねん!」が怒りのあまり

思わず嬉し懐かしの鳥取の方言に変換されてしまった。
(ここ一番の真剣な噛みつき様が、写真に見事に顕れている!!)

今回帰省中に入った本屋で見つけたのが
地元の出版社(今井出版)が、鳥取県と協力して
企画編集・発行した

【鳥取県まるごと読本】という本です。
中身は
勝谷誠彦氏と地域振興推進者の対談を皮切りに
鳥取県の観光政策の素材が

自然、食、文化、歴史等のカテゴリーに分けられ
紹介されている。
全オールカラーで、この本自体は良いと思う。
僕はそこから
この本を買おうか買わまいか迷って、

しかし!ちょっと待てよ、と。
(大阪帰ってからでも、アマゾンとかでも買えるしなぁ)
と、結局その時は買わずに帰って
家でアマゾン調べたら売ってないがな!
これはさすがに怒りました。
アマゾンに、じゃなく勿論・今井出版にです。

アマゾンに並ぶ商品がどうやってそこに並ぶか、
というその過程は知りませんよ。
しかし!
先記したぬいぐるみ事件もありますので心配(汗)
この【鳥取県まるごと読本】の、

メインターゲットは誰だ?ってこと!
鳥取県の紹介本を鳥取県民が買うか?
(結局再入店して僕は買ったけど!それとこれとは別だろ!!)
やはり読んで欲しい相手は鳥取県【外】の人であろう。

読んで、来てもらわないとあかんのに!
外貨を稼がなあかんのに!
そしたら何処に置かなあかんか、自ずと!

アマゾンであり、紀伊国屋であり、ジュンク堂である。
それも、ただ置いてもらうだけじゃなく、例えばお金払って

店先で一週間キャンペーンを打ってもらう、くらいせな!

何故地元の、しかも身内の書店にしか置いてないのか?
ほんと「よっ社長!誰に売っとんねん!ぼけ!会長っ!!カス野郎!」

そりゃ幇間も噛みつくっての!!

2011/11/22

今日の?コトバ『ノマド』


こんばんわ。

AERAの表紙に
【「ブラピとアンジー」ノマド人生】とあった。

<ノマド>
???
「これはすぐ調べなっ」と

すぐさま電話しまして
業界筋、親戚筋、堺筋...
もはや総力戦です。
そして導き出された答えは

フランス語と綴り、
遊牧民・放浪者、という意味で、しかも
それ以上の意味、思想が秘められていた!
ノマドロジーという、
それはあくまで前向きに、

遊牧民・放浪者的な生活の復権を目指す思想らしい。
権力を嫌い
境界を越えて流動し
色々な生活を同時に営む、という

フランス人が1980年に
自分が書いた本で提唱した考えなのだが、
要するに

解りません。すいません。
やはり記事本文を読まないと血に肉にならない。

今のところ、「何がノマドじゃ!!」って感じです。

ってな具合に
{理解の可否}という境界線をさまよってみましたが

これがノマド的勉強法であーる。

2011/11/21

鳥取県人が噛みつく!#2 ~片隅のソヴリンリスク~


こんばんわ。

まだ地元に居た頃にいつも私のそばにいてくれた
ショッビングセンター(以下SC)「パープルタウン」を

この帰省中に、15年ぶりに訪れた。
ギフト券等を扱っているINFORMATIONコーナーの
ショーケースに発見したのが

競馬のぬいぐるみを2つ。
ラジオ短波賞の《ヤシマソブリン》(写真手前)と
AJCCの《サクラチトセオー》(写真奥)
15年前のまんま!!!!

当時既に競馬に興味を持った私は
この2体に羨望の眼差しを向けていた。
この2体を、欲した。
女子を欲す様に。
そして、15年の歳月が流れー

私は変わった。
ここは変わらなかった。
私は思った。
「いつの馬を置いとんねん」と。
今回この町を、このSCを訪れて感じたのは
「さびれ」だ。それは「寂れ」とも「錆びれ」とも。

要は、
何も変わっていないのだ!
「いつまでも変わらずにいて」とか
「ずっとこのまま...」とか
「そのままのあなたが好き」とか
世の中に奇跡的にミクロ単位で存在しうる甘言は
もはや一切当てはまらない!

この「変わらない」という悪!
いや、そもそも「変わろうとしない」悪!
それを当に象徴するのが
《ヤシマソブリン》と《サクラチトセオー》である。
別にそれらを取り除け、という事じゃなく、
例えば、その横に1つ

《ブエナビスタ》でも置いてあれば
「良いじゃん!」ってなるじゃん?
《ヴィクトワールピサ》でも良いと思うし、
《アーネストリー》なんて置いてあれば
「渋っ」てなる。

偉大なる父《ステイゴールド》なら
「最高に渋い!」にさらにハートマークが付いて
もはや渋柿VIP野郎である。
《ナカヤマフェスタ》は、やめてくれ!

(...只の私的な好き嫌いだが)
たかが・ぬいぐるみ。されど!ぬいぐるみ!!
まぁ、文句を言うだけなら簡単なので

次回帰省した折りには
最新の《オルフェーヴル》を、...いや、

ここは《トーセンジョーダン》を

買って持っていってあげようと思います。
その際の贈呈式の模様を皆様に御送り出来るよう

乞うご期待!

2011/11/19

鳥取県人が食べ尽くすっ!「山田屋」feat. おいしい生活


こんばんわ。ただいま、鳥取に帰省中につき...。

約2年ぶりなのですが、外に出てる時に一番困ったのが、
如何に!地元・鳥取の事について自分が無知であるか。

砂丘に行ったこともなければ、
水木しげるロードについても何も語れない、
大阪の人に「えっ、行ったことないのぉ????」と痛いとこ突かれると

「大阪城行かないでしょ?それと一緒」と尤もらしい反論するのだが
実際「だからなんやねん」って話で、
鳥取出身で砂丘に行ったことのない時点で《負け》だっつーの、ねぇ。
なんと情けない...。だもんで!

帰ってくると、足早に件の砂丘と水木しげるロードへ!
昨日は米子・境港方面へ、植田正爾(写真)記念館と水木しげるロードに!
今日は鳥取方面へ、砂丘と加露(かろ)という漁港へ行ってきましてね。
写真は、その加露港で出会った
旅館兼お食事処『山田屋』の

【元祖いか丼 1029円】大阪より、もち新鮮で安い!
まぁ大阪だと
我々の口に入るまでに仲買の業者が約800軒ほど絡んでくるから(適当)
1800円は取られること必至(泣)

写真⇒ご飯の下にまだ挟んでありますからね、≪いか≫を炒めたんが!
そして、四角い皿の上のを混ぜて交ぜて雑ぜて、お口に運ぶのです。
汁モンには、もちろんカニが入っております。

小さな小鉢はいかの塩辛で、そのまま御召し上がりください。
また、港や漁村の雰囲気もおかずの一つ!(曇りで結構殺伐としてましたが)

まぁしかし、めちゃウマです、ガチで。

2011/11/16

鳥取県人が噛みつく!#1


今日の読売朝刊の、大阪の防災対策の記事にて

《ホワイティうめだ、ディアモール大阪、ドージマ地下センターの三つの地下街に計約350店舗が並び、鳥取県人口を上回る1日約60万人が行き交う。》

<鳥取県>要らんやろ。
どこで引き合いに出してくれてんねん。
1日の利用客数60万人という多さを際立たせるのに

<鳥取県>は果たして効果的だろうか?
確かに鳥取県の人口は60万人以下だが、しかし!
日本で一番小さい、という事実も見つめなければならない。
例えば「Aは多い」→「そのAより多い」なら解る。

どんなに真面目な痴女も、淫乱な役人みたく
思わず(あぁんっ !多い☆)と声に出してしまうことだろう。
それなのにっ!
「日本で一番人口が小さい鳥取県」
「その鳥取県を上回る...」

多い..か?
大体人の多さを表現するのに都道府県の人口を引き合いに出すなら
東京、横浜、埼玉、愛知、大阪くらいに限定しとけ!って話。
分っかりそうなもんやで、ほんま。

うめ地下1日60万人は多いが、県人口60万人は少ない!のだよ。
「鳥取県人口を上回る1日約60万人が行き交う」
という文面を目にして思うことは、ただ2つ!

(1日に60万人? 多いなぁ)と、
(鳥取県、人少なっ☆)

何の星やっ!!!

2011/11/15

my YUMING #4『緑の町に舞い降りて』


『悲しいほどお天気(THE GALLERY IN MY HEART)』(1979) 収録

このアルバムと、収録曲には英題がつけてありまして。
副題じゃなくて、あくまでも英題。

制作者的には、もしかしたら副題かもしれないが
僕は、無二の英題と受け取りました。
それで、今回の『緑の町に舞い降りて』は...


《ode》、オードというのは
調べると、あるテーマを
多くの人や物事に呼びかけるように歌う、自由形式の叙事詩!

らしい。
《MORIOKA》
もりおか。
盛岡。
盛岡の紀行曲でして、

普段は自宅にて聴きますけど、
やはりいつかは盛岡の地で耳にしたい、
っていう願望はありまして。
作者に踊らされたい!ユーミンに踊らされたい!
という、極めて健康的な
とある、一般男性のささやかな家族計画ですが。

とは謂いつつも、盛岡には、なかなか、さっと行けません。
東北って、そうですよね。
行きたいのに行けない。
いきたいのにいけない。
イキたいのにイケない。
「先生、最近イキたいのにイケないんですけど
どうしたらよいのでしょうか、助けてください先生!」

「実は先生もそうなんだ...訊いた相手が悪かったね」
とか言いながらね、話が逸れましたが
まぁ今年は震災もありまして、
行く機会がさらに遠退いた感じがあったんですが、
しかし!
僕はこの9月に、
(もうふた月も経つので、<あの9月>ですが)
仕事で青森に行ってきました。

向こうでの仕事を全て終えて帰ってくるときに
やはり被災地を自分の目で視ておかねば!ということで
車で気仙沼に向かった、
その途中に!
姿を見せたんですね、《MORIOKA》が。
それまで急峻な山々の間をただ縫い進んでいた
東北自動車道の左手に突如平地が広がり、

田園の中に
遠く
結構な都会がただポツンと佇んでいました。
新幹線が入っていくであろう
白い屋根の、ドーム型の駅舎が、
それだけが印象的でした。

100km近いスピードで進む高速から味わえたのは
たった2分くらいでしたが、
確かに《MORIOKA》を見たのです。
直ぐさま、耳に『緑の町に�』を響かせたのは
言わずもがな。

詩全編に亘り
美しく爽やかに輝く、盛岡の情景を
容易に思い浮かべられる言葉が並んでる。
[綾とる川面]の<綾とる>なんて

この曲を聴かなければ一生出逢わなさそうな活用形だ。
しかし、
なんだかんだ云っても

「MORIOKAというその響きがロシア語みたいだった」
という、このふた節に尽きる!

ユーミンが実際にそう感じた事だと思う。

主人公の少女(ユーミン?)が盛岡に舞い降りる、
というひとつの紀行が具体的になるのだ。

《MORIOKA》の響きがロシア語みたいに聞こえた
その、小さな出来事が
ユーミンが切り出したいモリオカの経験なのではないか。

そして、あの日遠く離れた高速から見ただけの
たった2分間の、白屋根の駅が目立つビル群が

僕にとっての《MORIOKA》である。

You Tube⇒http://www.youtube.com/watch?v=-AU0IjtkOXg&feature=youtube_gdata_player
歌詞⇒http://www6.airnet.ne.jp/satoumc/cgi-bin/kashi.cgi?ARG1=0080&ARG2=03

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