2016/09/09

100日夜話 #15「家庭教育の限界」



こんばんわ。



先日、橘玲さんの『言ってはいけない』(新潮社)という新書を読みまして

今ではもう、20万部以上売り上げているベストセラーで。



『言ってはいけない』という、タイトルからしてセンセーショナルですが、

のみならずー

内容もとても刺激的で楽しいものでした(*^^*)



特に、巻末の方では、

【自分が何によってカタチ作られているのか?】



というテーマで何章かに亘って書かれていまして。

要は、我々の内面(宗教、学力、趣味嗜好etc...性格さえも!)が



①遺伝


②家庭教育


③社会教育(学校、友達、地域社会)



の3要素から、それぞれどれ位の割合で生成されているのか?



という疑問に対して、



海外の遺伝行動学者の研究データを引き合いに出して、橘さんなりに答えを出されているのです。



それは、①  と  ③  がほとんどで、

②家庭教育  が子に及ぼす影響はほとんど無いというものでした。



またこの本では言及されてませんが、



この事から、僕は

最近もありました《いじめによる自殺》の事に思い当たりました。




『何故そんな事が起こってしまうのか?』



という、残された我々が思わずに居られない問題も

少し紐解けるように思えました。




親御さんはじめ我々にしてみたら、

(自殺なんて!)と思うでしょう。僕も思います。


でも、


子ども達にとっては、大人(親の)その言葉よりも



学校での社会関係(友達)の中のルールの方が大事なのです。




だから、


「自殺なんてしちゃだめよ」


とか


「人をいじめたら、殺したらいけない」なんて


本当に当たり前の事を、大人が、こんこんと、言い尽くしても、


結局


子ど達は友達関係の中で然るべき状況に追い込み追い込まれ


悲惨な方法に手を出してしまうんだな、と思います。


友達をいじめたり、殺すとか、いじめられて自殺を選んでしまうのは、





(人を形作る上で≪無意識的に≫重大視している)社会関係のルールの【延長線上】の結果なんだなと。



以前の僕なら、こういう問題について


仮に、自分がもし、いじめられてる立場でも




う〜ん、転校か。どうだろう?


とすぐ「うん」とは頷くのかは疑問だったはずですが、




今では、即答で「Yes」ですね。




親が出来る事といえば、

【少なくとも】いじめの起こらないような状況に置いてやらなければいけないし、そうする事しか出来ないのである。




そういう意味で、お金は必要である。



今は子どもなど持たない身にして、そんな事を考えさせてくれた良本です。

新潮新書「言ってはいけない」橘玲(著)



以上。


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日本夢之助


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