2014/08/27

妄想インタビュー 〜誰に訊きに行ってんねん VS 何でちゃんと答えてんねん〜



【資料】「わたくし的“小室ミュージックベスト10”」

10. 渡辺美里『My Revolution』
http://youtu.be/FOY2ASBFFz4


9. TMN『SEVEVN DAYS WAR』
http://youtu.be/O5R9CaIOhvA


8. TMN『Nights of The Knife』
http://youtu.be/Pp4eEwmFsmc


7.  trf『EZ DO DANCE』
http://youtu.be/LKEWlU4rkxc


6. TK presents こねっと『YOU ARE THE ONE』
http://youtu.be/ONYrih5dgKk


5. 鈴木亜美『OUR DAYS』
http://youtu.be/Ou_2YoLhjJ0


4. 華原朋美『summer visit』
http://youtu.be/wPSmGNb9o7s


3. globe『joy to the love』
http://youtu.be/J52EpEgRTQI


2. globe『Many Classic Moment』
http://youtu.be/APcOZvx82B0


1. globe『Faces Places』
http://youtu.be/W5cZcrkQ-b4




----------------------------------------------------------------------------------------------
interview

司会(以下「司」):今日はよろしくお願いします。


日本夢之助(以下「夢」): こちらこそよろしくお願いします。あ、もう録ってるんですか?


司:録ってます録ってます笑  今日はですね、日本夢之助さんに小室ミュージックの魅力を伺おうかな、なんて思ってるんですけど


夢:ありがとうございます。っていうか、僕なんかでいいんですか?って感じですけど..


司:僕もそう思います


夢:ばかやろう笑


司:すみません笑


夢:いえいえ、改めてよろしくです


司:では早速なんですが、今回、小室哲哉さんが新しいアルバム(「EDM TOKYO」)を出されたんですが、聴かれました?


夢:もちろんですよ。玉置浩二とfearturingした『EDM TOKYO 2014』も結構良い感じで、PVも見ましたけど、やっぱ青田典子も映ってて。青田典子と榎本加奈子はいつもついてきますね笑

『EDM TOKYO2014』Youtube→http://youtu.be/ot5yKF56t2g



司:そこは聴くだけじゃなくて映像もちゃんと視ないと判らないところです!さすが夢之助さんですね、音楽を聴く時CDなんですか?


夢:いや、最近は全部iTunesとかですかね。意識してるって訳じゃないんですけど、いつの間にかiTunesの方が多くなってて。ネットってなんだかんだ言ってラクじゃないですか、ワンクリックで


司:確かに、僕もそうです。 何よりも安いですからね。では今回も?


夢:そうですね


司:買って?


夢:いや、試聴ですね


司:は?


夢:試聴です、あの2,30秒ぐらいタダで聴ける…


司:いや解ってますよ


夢:でも最近は結構長くなっててね、6,50秒くらい


司:それも知ってます


夢:より長く聴いてもらって曲の良さを知ってもらって買ってもらう、という


司:いや、夢之助さんそれでも買ってないんでしょ(笑)


夢:それでも今の時代売れないっていわれてて


司:だからそれ夢之助さんの事ですよ、何で他人事なんですか(笑) 「聴くのは全部iTunes」って言うからてっきりiTunesで買ってダウンロードされてるのかと


夢:そういう聴き方もありますよね


司:それしかないでしょ!(笑)  試聴なんて聴いてる内に入りませんよ


夢:金ないねん…




☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂☂



夢:でも試聴だけでも凄さが伝わるのが小室哲哉なんですよね


司:凄いと思ってるなら買いましょうよ(笑) 改めて小室哲哉の凄さって何でしょう?


夢:やっぱ常に新しい事に挑戦してるところじゃないですかね。あれだけ成功して儲けたら、僕だったらとっとと辞めて好きなことしますから、バナナボートで世界一周とか。


司:結構辛いですよ、それはそれで


夢:もちろん新曲とかどんどん作ってらっしゃってて。「革新的」って言うんですかね。小室さんの曲のクセってあると思うんですよね。もちろんどのミュージシャンにもあるんですけど。何ていうんですかね、聴いてスグ「あ、小室さんの曲だ」って判る、みたいな。まぁ買う時は小室哲哉の曲を聴こうと思って聴いてる訳ですから、そんなイントロクイズみたいな場面は中々ないんですが


司:(どないやねん)


夢:でも、小室哲哉って判って聴いた時に小室さんの音楽が聴こえて来た時の「安心感」っていうのもあると思うんです。それが小室ミュージックの、良い意味でのクセですかね。大体のミュージシャンってその自分の音楽性の中でのみ動き回ってるだけなんですよね、イメージでいうと、丁度あの、デカい風船アトラクションの中で飛び跳ねて遊んでる子どもみたいな。それに比べて小室さんはその音楽性自体で動いているって感じ。「あらびき団」の風船太郎さんって感じですかね


司:解りません。


夢:小室さんの曲を初めて聴いた時は静電気が走りましたもん


司:弱いですね。夢之助さんが初めて聴いた、いわゆる小室ミュージックって何ですか?


夢:trfの「survival dAnce」ですね。


司:あ、そうなんですか!事前に書いて頂いたアンケートのベスト10には入ってませんが


夢:そうなんですよ。でも、それまで聴いてた歌と違ってtrfってダンスミュージックじゃないですか、それを聴いてる自分が何か大人になったみたいで。僕が音楽知らなさ過ぎたって話なんですけど..


司:確かに今回のEDMもelectoric dance musicっていうジャンルの略で、小室さんってもともとそうですもんね


夢:そうなんです。当時まだ小学生で、あ、僕がね、


司:わかってますよ。


夢:ダンスミュージックってのがどこか大人の音楽って感じで。で、ダンスミュージックって好きなんですよね、性格に合うというのか、だから今でも色んな曲聞きますから。タンゴとか


司:確かにそれもダンスミュージックですけど(笑) いや、今日はボケなくていいですから。今日は真面目に小室ミュージックについて訊きに来たんですから。同じtrfでもベスト10には「EZ DO DANCE」を挙げられてますが?


夢:実は最近ハマってましてね


司:最近ですか


夢:そう。特にPVが良いんですよ、僕も映像とか作る事が多くてですね。曲の良さもあるんですが、それに合う映像でめちゃくちゃテンションが上がって想像力を掻き乱してくれるんですよね。trfの原点ってまさにこの「EZ DO DANCE」だと思うんですよね。


司:他にもtrfには名曲が多いですが?


夢:確かにさっき話にあがった「survival dAnce」もそうですし、「BOY MEETS GIRL」、「crazy gonna crazy」、overnightうんぬんと他にも沢山…


司:略さないで下さい。「overnight sensation 〜時代があなたに委ねてる〜」です。


夢:そう、どれもめちゃくちゃ好きでめちゃくちゃ聴いたんですけど、今改めて聴き比べるとやっぱ2ndシングルの「EZ DO DANCE」なんですよね。この曲以降セールスが爆発的に伸びて行くので一般化というか落ち着いていっちゃうんですよ、音楽性が。売れるコンテンツの使命ですよね。作品のメジャー化って僕は他所で言ってるんですけど


司:ほかってどこで言ってるんですか。


夢:でも爆発力っていう意味ではやっぱ「EZ DO DANCE」っていうか


司:日本夢之助さんならではの分析ですね、ありがとうございます


夢:分析とかそういうのじゃないんですよ、ただ僕が感じた事ってなだけの。音楽を聴くのに正解も不正解もありませんから。


司:そうですよね。ダンスミュージックがお好きという事なんですが、今回のランキングにはTMNの「Nights of The Knife」や鈴木あみさんの「OUR DAYS」といったバラードゆったりした曲もあるんですが


夢:そうですね、むしろバラードは小室哲哉、って感じですね


司:といいますと


夢:ダンスミュージックは好きな分ほかのミュージシャンのモノも聴きますけど、バラードはそんなに好きじゃないから物色しようとしないんです。ああいうゆっくりな曲って、何か待ってられないんですよね笑  せっかちっていうんですかね〜


司:(どんな理由やねん)


夢:でも小室哲哉さんのは聴けるんですよね。小室ミュージックっていうことでバラードってジャンルを超越出来るんです


司:意味がわかりません。これらの各々の思い入れなどありますか?


夢:鈴木あみが出て来た時は丁度中学卒業の時期だったのを覚えてますよ。特に鈴木あみの顔がタイプというかめちゃくちゃ可愛いくて、初めて見たとき衝撃が走りましたよ。その上歌ってる曲も良かったっていう笑  で、特にこの「OUR DAYS」はPVも良いんですよ。鈴木あみの彼氏がバスケ部でね、試合を見に来てるんです。僕もバスケやってたんでシチュエーションが身近で感情移入しやすかったってのが大きかったです


司:別に感情移入しなくていいですよ


夢:まぁそういう彼女とか居ませんでしたけど、逆に居なかっただけに(あぁ良いなぁ)って強く憧れたりするから余計に思い出深くなるというか。しかも彼女役が鈴木あみっですから。PVが始まって数秒間がそんな感じなんですよ。バスケの試合に負けて彼氏と思われる男がコートで落ち込んでるところに客席から彼女である鈴木あみが降りて来て、でも笑顔なんですよね、(気にしないで)って言ってくれてるような、(それでも私が付いてるから)みたいな。でも次の瞬間、その彼氏役の男がこっち向いたら、イケメン外国人なんですよ。そこで(あ、僕とあんまり関係のない話だな)って。っていうのも、何か現実離れし過ぎてて、興醒めというか。それまでの悔しさとか嫉妬心が全部吹き飛びましたよね。そもそも舞台の学校がインターナショナルスクールの話ですから、なおさらですよ笑 ああいうのって彼氏役はちょっとブサイクな男を使った方がもっと共感を得ると思うんですよ、そう思いませんか?


司:曲の話して下さい。


夢:メロディーが結構好きな感じで。それくらいっすかね。


司:(浅!)
華原朋美さんの楽曲も一曲挙げてらっしゃいますね


夢:世間的に華原朋美といえば「I'm ploud」なんでしょうけど、僕の中ではこの「Summer visit」がダントツにイイですよね


司:そういえば歌詞についてまだ出て来てないんですけど、例えばこの「Summer visit」の歌詞というのは如何でしょう?


夢:歌詞はね、好きな部分がありますよ。サビの最後の「袖なしの ワンピースを着よう」って部分が好きで


司:その心は?


夢:う〜ん、、言葉に表せる様な理由って特にないんですけど


司:ないんですか笑


夢:いや、でもそういうのってありません?例えば何となく好き、っていう感覚。別に全て言葉にしないといけないって事はないと思うんですよね。


司:あの、インタビューなんで、言葉でお願いします


夢:言葉に出来なくても好きって気持ちは嘘にはならない、みたいな。歌詞とか曲の話だけじゃなくて、例えばヒト対ヒトって関係性の中でもそういうのってあると思うんです


司:恋愛とか


夢:そうそう。言葉にして、っていう女性多いですけど笑  まぁ歌詞に関しても、なんか直感的にピンとくることってあると思うんです。それが特にこの曲で言えば、さっき言った「袖なしの ワンピースを着よう」ってところで


司:それは何でなんでしょう


夢:そうですね、具体的なところをさらにもう一歩踏み混んでる所ですかね。夏にワンピースって、そこまでは普通なんですけど、さらに「袖なし」って一歩深いんです。そしてそれが小室哲哉の凄さですかね。僕にとっても良い意味で意外でしたから、(あぁ、やっぱここまで踏み込まないと駄目だな)って刺激になりましたもん


司:それは夢之助さんが普段モノを作る上での…


夢:もちろんです。 でも歌詞ってそれを作った人が持ってるイメージが読み取れるんで面白いですから、(あ、小室哲哉の夏のイメージって袖なしのワンピースなんだ)って笑


司:逆に、それ以外の歌詞っていうのは何も感じないっていうことですか?


夢:そういう訳じゃなくて、特にこの「Summer visit」の歌詞って女性が主人公で朝起きてから何々するとか女子の具体的な要素が満載で全体的に好きなんですよね。何も感じないとかそういうのはないんですけど、唯一腑に落ちないのがタイトルですかね


司:え、タイトルですか?


夢:summerって三人称なんで「visit」じゃなくて「visits」だと思うんですよね。そこが、唯一ネックというか、【袖なしのワンピース】って言葉がいくら良くても「でもタイトルのs抜けてるしなぁ」って我に返ってしまうんですよね


司:どうでもいいと思うのですが、そこ重要ですか?


夢:重要ですよ、何曲ものタイトルや歌詞に英語を使ってきたであろう小室哲哉がそんな基本的な文法的なミスを犯すとは思えない。 さっき我に返るって言いましたけど、何って言うんですかね、そこの意味を考えてしまうんですよね、あえて(s)を取った小室さんの意図を。


司:夢之助さんは小室さんがなぜ(s)をとったのだと思われますか?


夢:そうですね、確かにSummer visitsって野暮ったい感じはしますよね。「そこの文法的なこだわり、要らんやん」っていう。


司:でも文法的な、こだわりというか間違いがあったらマズくありませんか?現に聴き手側の夢之助さんが気にしてるじゃないですか?


夢:もちろんそうなんですが、でも文法的なミスを指摘されるリスクと、逆にそこのこだわり過ぎて露呈する野暮ったさと天秤にかけた時に、あえて文法的なリスクを犯してでも自分の作意を落とし込みたいっていうのはクリエーターとしては絶対通る道ですよ


司:それでは、この「summer visit」も取り敢えずはニュアンス的な問題なんですかね?小室さんだけの個人的な…


夢:だあと思いますし、小室さんの曲なんでそれでいいんじゃないっすかね。さらに言えば、歌詞の中に出て来る男女の、各々にとってsummerがあるわけですから、Summerは単数ですけど意味的に複数だから動詞のvisitは複数形、っていう、まぁゴジラでいうキングギドラみたいな、まぁそういう事ですよ。ゴジラ観ました?今3Dで…


司:いや、ゴジラの話は結構ですから、音楽の話を。


夢:あと、さっき「袖なしのワンピース」の話しましたけど、他に「必ず夜空を一度は眺めることにしている」っていう歌詞はいいですね、女子力高くて。


司:女子力っていうワードは今風ですね。


夢:実際は全然リアルじゃないんですけどね


司:そうなんですか?


夢:いや、そうでしょ!笑  夜空を一度は眺めている事にしているオンナなんて居る訳ないじゃないですか。


司:リアルさは重要じゃないんですか?


夢:現実に居ないって意味で現実的じゃないってだけで、「女子」っていうアイコンとしてはかなりリアルなんですよね。


司:ちょっと意味がわからないんですけど


夢:だから、男子の理想って悪く言えば妄想とも言えて、時に現実離れし過ぎる時があるじゃないですか。で、実際に男子が求めるようなオンナって居ない、っていうのが現実なんですけど、その男子が求める理想の「女子」っていうトレンディなアイコン的には結構レベルが高いって事ですよね


司:やっぱり、全然わからないです


夢:同じ様な感じで今井美樹の「pride」の歌い出しが《私は今 南の一つ星を見上げて 願った》ってあるんですけど、全然リアルじゃなくて、いつも「嘘つけ!」と思ってしまうんです笑


司:何でですか!笑  いいじゃないですか


夢:なんかね、嫌なんですよねアレ。いや別に今井美樹が嫌いって言ってる訳ないですよ!!布袋寅泰が作詞っていう、男が作った点では男性の願望としてのリアルさっていう意味で許容出来るんですが、それを今井美樹が歌ってしまうと逆に嘘くさくなってしまうんですよね。「どこがprideやねん」って子供ながらに思ってましたよ笑  今井美樹が嫌いな訳じゃないですよ


司:やけフォローしますね


夢:今井美樹さんが読んでたらヤバいんで


司:読んでるか!笑


夢:反対にsummer visitの《必ず夜空を一度は眺めることにしてる》は同じ行為なんでしょうけど、なんかバカっぽくて可愛らしいんですよね。そういう非現実的な行為をルールにまでしてる、っていうそれが華原朋美にまた合ってるのがマイナスどころかむしろプラスになってますよね。でも今井美樹さんのprideは【今】っていう一度きりなんでやけにマジで気持ち悪いんですよね。ま、以上です。


夢:いや、意味わからんこと喋り続けて最後今井美樹をディスっただけ!
今のところ使える所が全然ないんで、最後だけでもお願いしますよ。安室奈美恵さんも小室ファミリーとして数々のヒット曲を歌われてましたが、安室さんの曲はどうですか?今回のランキングに入れられてませんが


夢:いや、アムラーはね


司:いやアムラーじゃないですよ、安室奈美恵さんは。安室を崇拝してファッションを真似てる人がアムラーですからね。


松夢:安室奈美恵さんは【小室哲哉】以前の曲も全て名曲ですから、「TRY ME」とか「太陽のシーズン」とか。その後の小室ミュージックってのは流れ的にはい良い意味で妥当だし、今の【安室奈美恵】というアーティストは小室哲哉提供の楽曲っていう土台があってこそなんですけど、でも実はそれ以前に【安室奈美恵】っていう大器は既に出来上がってたんですよね。


司:音楽だけじゃなく、それの歌い手を含めたモノを一つの音楽と捉えてる訳ですよね


夢:そうなんです。だから悪く言えば、安室奈美恵が小室プロデュースになっても驚きはありませんでしたよね。ある意味小室哲哉によるヘッドハンティングなんですけど、そういう事態になるってことはそれに至る相当の理由がそこにあるわけなんです。JALの稲盛和夫みたいな感じですよ。そして、そこに意外性っていうのはいい意味で一切介在しないんですよね。


司:何か哲学的な話になってきましたね


夢:そんな事ありませんよ笑  今回選ばせたもらった楽曲って、それ自体の良さもあるんですが、良さとは別に革新性っていうのは「その歌うアーティストに依るモノ」だと思うんですよね


司:歌う歌手によって違ってくると


夢:というよりも、そもそも、その曲っていうのはその歌い手に歌われるべくして生まれてきたわけですよ。だから、その歌い手がどういう過程で小室プロデュースになったかが楽曲の革新性を左右するんですよね。さっき言った安室さんなんて小室プロデュース以前に既にある程度完成している訳なんで、そこからの小室プロデュースの曲はその流れを壊さない範囲の作品なんです、完成し尽くされた。でもデビューから小室プロデュースされてる歌手はその中で上下するわけですから冒険的というか野心的な曲が生まれる訳なんです。


司:なるほど、やっと深い話が聞けて、これで安心して会社に戻れます。では最後にglobeの3曲についてお願いしてよろしいでしょうか



夢:globeもさっきの話で言えば、デビューから小室哲哉がプロデュースを手掛けるユニットで、っていうか本人も構成員ですから。


司:いや、構成員って!



夢:あ、準構成員



司:そういう問題じゃなくて(慌) それやったら構成員です。最近コンプライアンスとかでややこしいんで、メンバーって言葉に替えて下さい。globeにも沢山の名曲が目白押しですが、その中でもなぜこの3曲なんですか?


夢:確かに地味ですよね。『Faces Places』と『Many Classic Moments』は普段からマストで挙げているんですけど、3,の『Joy to the love』は実はごく最近好きになりまして


司:その「実は」感は僕ならびに読者には一切解りませんけども。。globeの初期って特に名曲ぞろいで、かつ結構冒険的な曲ですよね


松:そう、特にごく初期の3シングルね。『Feel like dance』から『Sweet Pain』までの。ヤバイっすよね?


司:分かります笑


夢:この3曲で世間に対してカマしといての『Departures』ですから、そら売れるわ、って感じなわけですよ。もう出来上がってる


司:完成品


夢:そうそう笑 でも、良くも悪くもね。だからデビューからの3曲みたいな曲ってそれ以降出てきてないんですいね、勝負しなくても勝ててるから。そういう意味で小室プロデュースのアーティストのデビュー期の曲ってやっぱ面白いんですよね


司:新しい表現ですね


夢:その中でも最近『Joy to the love』が何か来てるんですよね、僕の中で。だから今回の10曲の中に入れさせてもらったんですけど


司:この曲の、夢之助さんならではの、是非注目して欲しいってポイントはどこでしょうか?


夢:そうですね、これもまず前奏ですよね。何かイヤラしくないですか?エロいというか


司:ちょっと解ります笑


夢:イントロってすごく重要なんですよね、聞く側のテンションを掴まないといけませんから。特にああいうダンスミュージック系の音楽ってイントロが大事ですよね。逆に前奏の完成度が高過ぎると歌を聞かずに巻き戻して前奏だけリピートしてる時がありますから


司:歌も聴いてあげて下さいよ笑 まずイントロの素晴らしさ、って事なんですが歌詞の中で気になる部分とかはありますか?


夢:そうですね、やはり「楽しめる 恋なんて 嘘ね」というの一節ですね。ある意味現実なんですよね、恋愛の(笑) そういう恋愛の一般法則、それでなくても少なくともこの歌詞の中に出て来る男女の今の状況は楽しめる状況ではないんですよね。でもそういう実情を示すことでタイトルをより逆説的に昇華させてる所が。あと「8回目〜、9回目〜、10回目」っていう部分も、ユーミンの「彼から手をひいて」とか中島美嘉の「GLAMOROUS SKY」の歌詞で出て来る、土天地火木..


司:月火水木金土日ですよ!あのSunday〜,Monday〜の部分ですよね


夢:そうそう、あれと根本的に一緒な訳ですが、ああいう、意味的階調の歌詞をああいう風に敢えていい意味で下手に表現してる遊び心はいつ聴いてもイイですよね、加えて自然と韻を踏むことにもなりますから


司:なんか、っぽくなんてきましたね。っぽくなってきたところで、TKこねっとの「YOU ARE THE ONE」についてお聞きしたいのですが


夢:そうですね、


************************************************************************************
                                              中略
************************************************************************************


司:全部下ネタじゃないですか!




夢:以上



司:いや、勝手に終わるな!

っていうか、なに全部答えてんねん!!


-完

0 件のコメント:

コメントを投稿