2014/12/03

今日の悔い


今日某バックスコーヒーでカウンター席に座って作業していましたら



二つ隣で女子高生2人組がテスト勉強してた。

日本史だった。



教えてあげたかった。



幕末・明治期がテスト範囲のようだ。

めちゃくちゃ教えてあげたかった。



「大政奉還ってウチ全然解らんのやけど」

すごく教えたい!

しかし、



もう片方の子が「それはなぁ政府がっていうか幕府がぁ朝廷にぃ」って

良い感じに噛み砕いて全部教えてた。。



「明治6年の政変って、何コレ?」



俺に聞け!

しかし!



「西郷ぉとか板垣がぁ〜」



と、それからすごく簡潔に教えてた。

何なら板垣退助が昔悪ガキだった要らんエピソードまで教えてた。



何だ、僕の出る幕じゃないな、と自分の作業に戻ろうとした時



「イチハシ慶喜って徳川慶喜やんな?

イチハシって名前がウチん中で全然結びつかんへんのやけど」






ん?



こいよ!


もう一人の子、こいよ!!



《それヒトツバシやで》って来いよ!!!






「せやねん、ウチもやねん」



こんな事あります?



あと、立志社を建てた植木枝盛(うえき・えもり)も

ウエキ【エダ】モリ、と何の引っ掛かりもなく会話が進んでいた。



どんな勉強の仕方やねん。

アレだけ幕末期の全体像を把握出来てるのに、あんな読み間違えします?

こんな事を言う僕は酷ですか??



(え、何?ナニナニ??ちょっとヤバいんだけど)みたいな顔されようが

彼女の達の頭の上に????が浮かぼうが

よっぽど僕はトントンと肩を叩いて



「君たち、君たちの会話をさっきから聞いてたんだけどネ、イチハシじゃなくヒトツバシだよ」

と彼女らとってのあしながおじさんになってあげたかったのだが、



その時に

「あ、ありがとうございますぅ」

礼の一つでも返ってくりゃいいが



「は?知ってますけど」

とか言われた時にゃ抜いた刀をの鞘をどうやって納めようか、

その出口戦略が見つからず困り果てるのは必定である。

そうこうしてる内に



僕と彼女らの間の席に女性が座って

その人の美貌に全てを奪われ

イチハシ慶喜の事などどうでもよくなって



やめた。

って事にしといて下さい。



が、教えてあげればよかったと、ちと後悔。

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